「私と旦那とベビーと」

保育士の私、抑うつ状態で休職していた教員の旦那、病気の治療のベビーの暮らし

新しい職場での引継ぎ② - ツレが抑うつになりまして(9)

こんにちは、ぽんたです。

今回も「抑うつ状態」で休職中である、教員の旦那のことについての続きを書いていきます。

今回は少し短めです。

前回までのあらすじ

引継ぎのため新しい職場に向かった旦那。前任者さんたちは温かく迎え入れてくれました。引継ぎを開始した直後、目にしたカレンダーには異動交渉をしていた際に聞いていた話とは違った内容が盛りだくさんでした。

 

前回の記事です。

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ツレが抑うつになった話の最初の記事です。

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引き継ぎ内容

事前に聞いていた話と違う?

「(夜20時からの会議?19時スタートの日も複数。というより、初日から18時スタートの仕事?土曜日に仕事?日曜日に会合?何かの締め切りが毎日のようにある・・・。あれ?4月ってほとんど休みがないぞ?5月は・・?)」

 

次のページをめくると・・・

 

「(この月もか・・・)」

 

異動交渉の際には、「基本定時上がり」「土日勤務無し(忙しい時期や市町村でのイベントに関わる仕事がある場合は別)」と聞いて言いました。

しかし、忙しい時期なのかイベントに関わる仕事のためなのか、まだわかない状態の旦那にとっては、定時後・休日の仕事が盛りだくさんのカレンダーにしか見えない状態でした。

 

何度も言いますが、旦那は教員です。特殊な環境で働いていたのは事実であり、世間知らずと言われてもしょうがないと本人も言っています。教員は教員で働く時間に対してはルーズな感じはしますが・・・。

このような働き方も、会議の時間設定も、役所の公務員さんにとってはおそらく当たり前のことなんでしょう。ただ、旦那にとって初めての職場で、事前情報はお偉いさんからの情報しかない中(プラス先輩からの助言はありましたが。)だったため、衝撃を隠せません。

流れるように進む引継ぎの話も頭に入ってこず、一旦4月当初の話が終わった場面で、思い切って聞いてみたそうです。

 

「・・・と、まあこんな感じかな?どう?ここまで大丈夫?」

「あの~、4月って忙しい時期ですよね?会議とか土日の仕事とかってそういう時期だけなんでしょうか?」

「あ~・・・そう思うじゃん?」

 

「ずっとだよ。」

「」

 

ここからの話は、大事な引継ぎなのに、ほとんど頭に入ってこなかったといいます。後から、録音しておけばよかったと後悔している旦那です。何を話されても頭にあるのは1つだけ。

 

(ずっとこの生活?)

 

定時上がりとは何だったのか。土日勤務は基本無しとはなんだったのか。家族との時間が取れるとはなんだったのか。

そんな考えがぐるぐるぐるぐると、頭を回り、いつの間にか表情にも出ていたそうです。そこに、様子を見に来た教育長さんが旦那の顔を見て、休憩を提案するくらいの顔だったそうです。

役所の人たちから言われたこと

分かりやすい旦那は、青い顔を通り越して白い顔をしていたそうです。前任者の方は、一息入れようか!コーヒー買ってくるね!と、颯爽と席を離れました。

その間、旦那の様子を察してか、先輩と係長が「4月からは自分たちもいるから安心して」「最初は誰でも分からないものだから心配しないで」と声をかけてくれたと言います。

そして、皆さんが口にした一言が

 

「分からないことがあれば、前任者さんの引き継ぎ書を見れば全部わかるから!」

 

でした。

 

はい、ご覧になっている方で察している方もいらっしゃるかもしれませんは、旦那はこの言葉に苦しめられることになります。

しかし、引継ぎ書が分かりにくく苦しむというパターンではありません。旦那の場合、珍しいパターンかもしれませんが、引継ぎ書が完璧に丁寧に作られていたために苦しむことになるのです。

 

前任者の方が戻ってこられ、引継ぎは再開されました。

これはこのファイルを見ればわかる。これはフォルダにまとめておいたので見たらわかると思う。過去の紙媒体のものはこっちにまとめておいたから見たらわかります。と、パソコンのフォルダに、棚にぎっしりのファイルを案内されました。

一通り引継ぎを終えて・・・。

 

「それでも分からないことが出てくると思うのでそのときは連絡してもらって、遠慮なく聞いてくださいね!」

「わ、わかりました。」

「それにしてもすごい引き継ぎ書だねー。わかりやすいし、よく作ったねー。」

「本当すごいレベルですよこれ。」

「まあ3月は時間あったんで!」

「これだけ丁寧に作ってあるから旦那さんも安心だね!見たらわかるし!

「はあ。そう、ですね?」

「とりあえず、お疲れ様!引継ぎは以上です!」

 

と、いった具合で引継ぎは終了しました。

 

改めて振り返ると、この日から旦那の様子は少しずつ変化していきました。

続く。

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