「私と旦那とベビーと」

保育士の私、抑うつ状態で休職していた教員の旦那、病気の治療のベビーの暮らし

確率1/100,000?我が家のベビーちゃん病気について(苺状血管腫・臍ヘルニア・膀胱尿管逆流症)

こんにちは、ぽんたです。

本日はベビーちゃんが疑いがあった病気、治療、検査、経過観察している病気について少し書きたいと思います。

1/100,000って?

さて、タイトルにあります「1/100,000」とは何のことかといいますと、苺状血管腫臍ヘルニア膀胱尿管逆流症に、同時にかかる確率を単純にかけた数字になります。

数字の引用については、後ほど参考にしたページのリンクを貼りますので、ご確認ください。(100人に1人、といった数字です。)

そう考えると、私たちのベビーちゃんは、ことごとく「何人に1人」が当たっている稀なケースです。・・・大きくなったら宝くじ、買おうね。

それでは、それぞれの病気について調べたものを引用して載せたいと思います。私はお医者さんではないので、詳しいことはご容赦ください。引用したサイトのリンクがありますので、詳しくはそちらからご覧ください。

苺状血管腫

乳児血管腫は新生児の皮膚の表面や内部に赤いあざができる病気だ。つぶつぶがある外観から「いちご状血管腫」とも呼ばれる。日本人の100人に1人程度が発症するとされる

引用:皮膚にできる赤いあざ 乳児血管腫に飲み薬登場: 日本経済新聞

6ヶ月から1年で最大に達しますが(増殖期)、その後全例が主に中央部より徐々に縮小し(退縮期)、ほとんどわからなくなります。

資料18:イチゴ状血管腫

引用:皮膚科Q&A ‐ 公益社団法人日本皮膚科学会

我が家のベビーちゃんの状態は?

我が家のベビーちゃんには左の腹部に赤色の斑点状のあざがありました。(写真の赤枠部分。画像は生後1カ月頃のものです。)

2週間検診の際に、お医者さんから指摘されるまでは、「何かあるな~」程度でベビーローションとワセリンで保湿を続けていれば治ると思っていました。

お医者さんに疑いがあると指摘されたときは、「えっ」となりましたが、職業柄、この病気の治療(レーザー治療)をしているお子様と数人接してきていますので、治療すれば治るという点では少し安心していました。

幸い、疑いがあるというだけで、これくらいならば自然消滅していく場合も多いよと言われていました。

臍ヘルニア

ヘルニア(脱腸)とは、お腹の臓器がお腹の外に飛び出した状態を言います。そこで、臍ヘルニアは、臍が突出した状態でその中に腸管が飛び出した状態です。

(中略)

臍ヘルニアは新生児10人に対して約1人に発生します。

図1 女児、生後42日初診、高さ30mm。圧迫療法で治癒、生後85日の外観

図2 男児、生後71日初診、高さ15mm。圧迫療法で治癒、生後99日の外観

引用:臍ヘルニア - 一般社団法人日本小児外科学会 

我が家のベビーちゃんの状態は?

写真を撮っていたはずなのですが、探しても見つからず・・・。すいません。引用した写真で言えば、図1の方に近い形をしておりました。

指で押してみると「ぎゅるぎゅる」と腸が活動しているのを感じ取ることができ、また、泣いたりいきんだりと、お腹に力が入るときに絵にかいたお餅のようにプックリと膨れ上がっていました。

 

臍ヘルニア・・・「へそ」じゃなくて「さい」って読むの知っていました?多分どちらでもいいと思うし、通じると思います。

これは、1カ月検診の際に指摘を受け、かかりつけ医に相談することを勧められました。そこで、初めての予防接種のついでに相談したところ、圧迫治療が始まりました。

これについても、職業柄、治療をしているお子様と接する機会があったことや、知り合いにも圧迫治療でよくなった方がいたので、そこまで大きく動揺することはありませんでしたが、毎週小児科に通うことになるとは思ってませんでした。

ガーゼを押し入れてテーピングで固定するという形での圧迫療法だったので、毎週ガーゼとテーピングを変えに行くことになりました。

幸い、今は旦那がいるため、通院すること自体は苦ではなかったのですが、このコロナ渦。小児科には発熱したお子様もいらっしゃいます。その場合は、別室待機と言えど、診察室は同じなので、そちらの方が怖かったかな。

膀胱尿管逆流症

膀胱尿管逆流とは腎臓(左右二つある)から尿管(腎臓と膀胱をつなぐパイプ)、そして膀胱へと流れていく尿が、おしっこをするときに膀胱から尿管、腎臓へと逆もどりする現象をいいます。英語の略語でVUR(ブイ・ユー・アール)と通常呼ばれ、乳児では100人に1人ぐらいの頻度で認められます。

(中略)

こどもの発熱、特に赤ちゃんの発熱の原因の5~10%におしっこに細菌が浸入するために起きる尿路感染があります。細菌(ほとんどが大腸菌)はおしっこの出口から膀胱に入ってきますがここで侵入が止まれば、膀胱炎になることはあっても熱は出ません。ところが膀胱尿管逆流のあるお子さんは、おしっこをするたびに膀胱の出口からおしっこが出るだけでなく、尿管の方にもおしっこが逆戻りするために、細菌が腎臓まで送り込まれてしまいます。腎臓は体の中でもっとも血液の豊富な臓器であり、ここに細菌が取り込まれると39~40℃という高熱を出しやすいのです。これを腎盂腎炎と呼びます。もちろん逆流がなくても腎盂腎炎は起きることがありますが膀胱尿管逆流のあるお子さんでは、その頻度が高いのです。1歳以下の赤ちゃんで腎盂腎炎を起こした場合、きちんと調べると半数以上に膀胱尿管逆流が見つかります。

引用:膀胱尿管逆流について|東京女子医科大学病院 泌尿器科

VURの程度(グレードといいIからVに分類されます、図1(以下略)

膀胱尿管逆流

引用:膀胱尿管逆流 | 小児泌尿器科の主な疾患 | 日本小児泌尿器科学会 Japanese Society of Pediatric Urology

我が家のベビーちゃんの状態は?

やだ・・・うちのベビー当てはまりすぎ・・・?

口を抑えてショックを受けている女性のイラスト

初めての発熱だったため、当初慌てましたが、かかりつけ医に診てもらえれば安心だ、と思っておりました。

しかし、喉の赤みや鼻水など、発熱以外の症状がみられない。そこで血液検査をすることになり、その数値の結果、細菌感染していることが分かりました。細菌感染の場合、かかりつけ医での治療が難しいため、大きな病院を紹介されました。

引用した文にもあるように、通常の尿路感染ならばここまでの熱は出ない。さらに、抗生剤を続けても高熱が引かない。ぐったりしている。呼吸が浅い。何か他に原因があるのではということで、たくさん検査を受けました。

一時は敗血症と言われる状態にまでなっていました。また、髄膜炎川崎病の疑いがあると言われたときは何が何やらでかなりパニックになっていました。

【敗血症.com】日本集中治療医学会_敗血症情報サイト_Q&A【1】敗血症

細菌性髄膜炎とは

川崎病 | 国立成育医療研究センター

その後、検査を続けていく中で尿路感染症の原因となる細菌でも、メジャーではない細菌に感染していたことが分かり、それによく効く抗生剤を使うことで、ベビーちゃんは一気に元気になりました。ベビーちゃんの場合は、腸球菌が原因でした。

また、腎盂腎炎が原因で高い熱が出ていたということで、膀胱尿管逆流症が疑われることを告げられました。そして、退院後の検査で確定した。という流れです。

現在のベビーちゃんについて

苺状血管腫

これについては、疑いがあるだけだったのか、現在は痕が分からないくらいになっています。(写真の赤枠部分。beforeは1カ月頃、afterは5カ月頃のものです。)

苺状血管腫疑い before&after

良いか悪いかは分からないですが、お風呂上りに全身にベビーローションを塗っていたのですが、プラスアルファで該当場所にベビーワセリンを塗るように心がけていました。後は、朝起きた時や寝る前など、気が付いたときに少し塗っておくということを続けていました。

(商品紹介等についてはまだ勉強中なのでいつか載せます・・・多分)

もし、何か痕が残った場合も、保険適応されるレーザー治療で綺麗になると聞いていたので、ひとまず安心しております。

臍ヘルニア

これについては、現在も治療中です。

現在は大きなガーゼを当てて、防水テープで押さえつけるという形で圧迫治療しております。(画像左)

当初かかりつけ医では、小さなガーゼを臍の中に入れ込んで、キネシオテープをお腹半周分くらい張り付ける+その上から防水テープを貼るという形でやっていました。(画像右)

臍ヘルニア 圧迫治療

治療をされる病院や先生によって、やり方が違うのかなと思います。

病気の説明の引用にもありますが、かかりつけ医からも、早い段階から始めたら治りも早いと言われておりました。しかし、なかなかおへそに変化がないベビーちゃん。

4カ月ほどたった頃に、半年続けて変化しなければ、おそらくもう大きな変化は少ないだろうから、しばらく圧迫は休んで様子を見ようと言われていました。

そう言われた次の週に、テーピングをはぐると、お腹の肌がかぶれていたため、圧迫治療は1週間お休み+かぶれ薬をもらって様子見することになりました。その週に謎の高熱(腎盂腎炎によるもの)に襲われ入院していましたので、しばらく圧迫はしていませんでした。

入院中、よく泣いたこともあってか、またポッコリとしてきたベビーちゃんのおへそ。退院する際に、臍ヘルニアのことをついでに相談してみたら、圧迫していただけることになり、現在は膀胱尿管逆流に関わる検査で病院に伺った際に、ガーゼとテープを取り換えてもらえています。ラッキーでした。

1カ月過ぎた頃から治療を始めているので、素っ裸の我が子を見るよりも、テーピングをした我が子を見る時間のほうが長くなっています。少し寂しいです。(笑)

膀胱尿管逆流症

「膀胱尿管逆流症」が分かり、程度は5段階中の3から4と言われました。(5に近づくほど重度です) 自然治癒の確率は約60%と言われました。

ベビーの検査結果 - 「私と旦那とベビーと」

と、以前の記事に書いたように、グレードは3から4と言われています。(やや4寄り)

ベビーちゃんの場合、検査の結果、左側のみ逆流がみられて右側にはみられなかったそうで、それはよかったです。逆流することで水腎症にもなっている状態です。

水腎症 | 小児泌尿器科の主な疾患 | 日本小児泌尿器科学会 Japanese Society of Pediatric Urology

今回が初めての尿路感染症ということで、経過観察となっております。以前検査した日には、逆流を確かめるために造影剤を入れて、結果的にそれが腎臓まで入っていったため、念のための抗生剤を数日分出していただきました。

今後、成長と共に弁の機能も成長する可能性もあるし、そうじゃない可能性もあるというところ。この後、短期間で何度も尿路感染症腎盂腎炎になる場合は、手術も検討した方が良いと言われております。また、経過観察の結果次第では、もう少し大きくなったときに手術するかどうかという感じです。

赤ちゃんは6カ月頃からよく熱を出すようになるそうです。保育園に通うようになったら更に、といったところでしょうか。多くの原因は風邪です。

ただ、我が家のベビーちゃんの場合、発熱した場合、ただの発熱じゃない可能性があるため、発熱で医療機関を受診する際には「膀胱尿管逆流がある」ということを伝えると良い、とお医者さんに言われています。

最後に

とても長い記事になってしまいました。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。ほとんど引用による説明になり、不勉強で申し訳ございません。もし、読みにくいところがあればその都度直していきます。

私たちが経験した当時の様子や対応などについては、できればまた順を追って詳しいものを投稿出来たら良いなと思っております。(毎回言っている気がしますが)

慣れない記事の構成で、いつもより投稿が遅くなってしまいましたが、今後もまったりと投稿していきますので、よろしくお願いします!

 

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